A CLOSER LOOK
一枚のシートを、
細部から見てみる。

窓越しに見ると、まずブラウンの面が目に入る。近づくと、表面の細かな凹凸と、背もたれを縦に走る線に気づく。Refinad(レフィナード)のシートを選ぶときは、こんなふうに全体と細部を行き来すると、シリーズごとの違いが見えてくる。
色が同じでも、素材を置く場所や縫い線が変われば、見え方は違う。さらに、カバーの下には毎日動かして使うシートがある。ここでは、白の色味、クッションの厚み、座席の形、そして写真に写る仕立てを順にたどってみたい。
CHOOSING WHITE
白の中から、
ひとつの白を選ぶ。
白いシートを選ぶ、と決めても、白なら何でも同じというわけではない。青みやグレーの気配、窓から入る光によっても、車内で受ける印象は変わる。
Refinadのスノーホワイトは、複数の白いレザーを比較して選ばれた色だ。メーカーは、通常の光では少しグレーを帯び、日光が当たると白が際立つ色味として紹介している。単に明るい白を探すのではなく、車内の光でどう見えるかまで考える。その視点が面白い。
採用の案内があるのはハーモニアス、一部の専用デザインシリーズ、カラーを選べるカスタムシリーズ。後に紹介するヘリテージの「ホワイトスモーク」とは別の色なので、色名とシリーズ名を一緒に覚えておきたい。
THICKNESS & FIT
厚みも形も、
シートの使い方から。

車種専用の、さらに内側。
同じ車名でも、グレードや装備によって座席は違う。電動リフター、アームレスト、カップホルダー。Refinadは現車のシートで型を取り、こうした細かな違いに合わせて形を設計している。
装着写真では、背もたれの面だけでなく、ヘッドレストの根元やアームレストの周囲にも目を向けたい。「この車用」という大きな括りを、実際に使う座席の形まで絞り込むことが、選び方の土台になる。
厚ければよい、で終わらせない。
クッションは厚みを増せばよい、とは限らない。裏地が厚すぎるとシートを動かしにくくなるため、Refinadの素材解説ではクッション性と操作性を考えた10mmのウレタンが説明されている。
掲載シリーズでは、ヘリテージ、オールドレザー、アルカンターラの公式仕様にも10mmの記載がある。シリーズごとの素材とあわせて確認したい仕様だ。毎日座ることと、座席を動かすこと。その両方を含めて厚みを考えている点に注目したい。
THREE SURFACES
色だけでなく、
面の表情を選ぶ。
同じ黒でも、縦の線を見せるのか、網目を見せるのか。布の組み合わせに変えるのか。まずは装着写真の中央と外周を見比べると、候補を絞りやすい。
PVC / VERTICAL LINES
HERITAGE
ヘリテージ
背もたれから座面へ、縦のラインが続くヘリテージ。写真では黒い面の上に細い陰影が生まれ、ドア内張りと近い色でも、シートの表情が埋もれない。素材は本革ではなくPVC。アースブラウン、ホワイトスモーク、ストーンブラックから、内装に足したい色を考えられる。
詳しく見る →
MESH / CENTER PANEL
HERITAGE MESH
ヘリテージメッシュ
ヘリテージメッシュでは、背もたれと座面の中央にマイクロファイバーメッシュが入る。写真の外周はなめらかな面、中央は細かな網目。同系色の中で素材の表情を切り替える構成だ。配色を増やさずにシート中央へ視線を集めたいとき、この違いが選ぶ手がかりになる。
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FABRIC / TWO TEXTURES
Corduroy
コーデュロイ
写真のコーデュロイは、濃いデニムの面を、茶色い畝のある生地が囲む組み合わせ。背もたれの縫い線と側面の細い畝で、線の太さも方向も変わる。レザー調の一色でまとめるか、異なる布と色を合わせるか。車内にどんな面を増やしたいかで選び分けられる。
詳しく見る →OLD LEATHER / DETAILS
近づいてわかる、
縫い線の表情。
オールドレザーの接写には、切替部に沿って並ぶ二本の縫い線が写っている。面の細かな凹凸と糸の陰影が重なり、同じブラウンの中にも濃淡が生まれる。


全面に本革を用いるシリーズで、糸色は革の色に合わせたものが標準。縫い線だけを強く目立たせるのではなく、革の面と一緒に見せる仕立てだ。ギャラリーでは、接写から装着全景へ戻って、線が車内全体の中でどう見えるかを確かめられる。
写真を選ぶと、装着全景・縫い線・プリーツ・プレートを切り替えられます。
装着写真で見る4つのカラー例
OL1
OL2
OL3
OL4
ここに並べたのは掲載写真の4色。注文できる色と対応車種は、現在の商品ページで確認を。本革の手入れは、付属の取扱案内に沿って行おう。
Old Leather を詳しく見る →ALCANTARA / PLACEMENT
素材の名前より、
どこに使うか。

アルカンターラシリーズの写真を見ると、シート全体が一つの素材ではないことが分かる。座面と背もたれの身体が触れる中央にアルカンターラ、擦れやすい前面のサイドにはレザーを配置。見せたい表情と、使われる場所を分けた組み合わせだ。
写真のデリカD:5では、中央の起毛した面と外周のなめらかな面を白い縫い線が区切っている。同じ黒でも、光の受け方が違う。「黒いシート」というひと言の内側に、素材の置き分けがある。
MAKE YOUR CHOICE
写真の一枚を、
自分の車へ。
好みの装着写真が見つかったら、まずシリーズ名、素材、色名を分けて控えておく。たとえば、レザーのように見えるヘリテージのPVCと、オールドレザーの本革は別の素材。似た色でも、その選択は変わる。
次に、車検証で年式・型式を、実車でグレードと座席装備を確認する。アームレストや電動機構があるか、シートヒーターを装備しているか。写真と同じ車名でも、購入する品番の適合表まで照らし合わせたい。
色で迷うなら、サンプルを内装のそばへ。素材で迷うなら、手入れ方法も見比べる。好きな写真を出発点に、毎日使う自分の車の条件を重ねていくと、一枚を選ぶ理由がはっきりしてくる。
BRAND & SOURCES
Refinadを、もっと知る。
- ブランド
- Refinad(レフィナード)
- この記事の視点
- 色の比較、厚みと操作性、型取り、素材の使用部位。
- 掲載シリーズ
- HERITAGE / HERITAGE MESH / Corduroy / Old Leather / Alcantara
- 公式サイト
- refinad.com
文:C/LOG編集部。メーカー公開資料と掲載写真をもとに構成。素材・仕様の参照日は2026年9月11日。独自の装着試験・素材実測に基づくレビューではありません。


