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CAR LIFE
MAGAZINE

CURRENT102026
Brand Story — Vol.03

Refinad

色、厚み、縫い線。その選択をたどる。

白の色味を比べる。シートを動かすために厚みを考える。素材を置く場所を変える。Refinadの一枚を、写真と細部から読み解く。

2026.05.15 · Updated 2026.09.11 · Text: C/LOG編集部
READ THE STORY

A CLOSER LOOK

一枚のシートを、
細部から見てみる。

ジムニーノマドのブラウンのシートと木目のハンドル
ブラウンの大きな面を、縦のラインが区切る。黒いドア内張りと木目のハンドルの間に、シートの色が入る。

窓越しに見ると、まずブラウンの面が目に入る。近づくと、表面の細かな凹凸と、背もたれを縦に走る線に気づく。Refinad(レフィナード)のシートを選ぶときは、こんなふうに全体と細部を行き来すると、シリーズごとの違いが見えてくる。

色が同じでも、素材を置く場所や縫い線が変われば、見え方は違う。さらに、カバーの下には毎日動かして使うシートがある。ここでは、白の色味、クッションの厚み、座席の形、そして写真に写る仕立てを順にたどってみたい。

CHOOSING WHITE

白の中から、
ひとつの白を選ぶ。

白いシートを選ぶ、と決めても、白なら何でも同じというわけではない。青みやグレーの気配、窓から入る光によっても、車内で受ける印象は変わる。

Refinadのスノーホワイトは、複数の白いレザーを比較して選ばれた色だ。メーカーは、通常の光では少しグレーを帯び、日光が当たると白が際立つ色味として紹介している。単に明るい白を探すのではなく、車内の光でどう見えるかまで考える。その視点が面白い。

採用の案内があるのはハーモニアス、一部の専用デザインシリーズ、カラーを選べるカスタムシリーズ。後に紹介するヘリテージの「ホワイトスモーク」とは別の色なので、色名とシリーズ名を一緒に覚えておきたい。

資料:Refinad「スノーホワイトへの挑戦/光による見え方の写真」

THICKNESS & FIT

厚みも形も、
シートの使い方から。

デリカD5のシートカバー、ヘッドレストとアームレスト
ヘッドレスト、背もたれ、アームレスト。それぞれの輪郭に沿ってパーツと縫い線が分かれている。

車種専用の、さらに内側。

同じ車名でも、グレードや装備によって座席は違う。電動リフター、アームレスト、カップホルダー。Refinadは現車のシートで型を取り、こうした細かな違いに合わせて形を設計している。

装着写真では、背もたれの面だけでなく、ヘッドレストの根元やアームレストの周囲にも目を向けたい。「この車用」という大きな括りを、実際に使う座席の形まで絞り込むことが、選び方の土台になる。

資料:Refinad「フィッティング」

厚ければよい、で終わらせない。

クッションは厚みを増せばよい、とは限らない。裏地が厚すぎるとシートを動かしにくくなるため、Refinadの素材解説ではクッション性と操作性を考えた10mmのウレタンが説明されている。

掲載シリーズでは、ヘリテージ、オールドレザー、アルカンターラの公式仕様にも10mmの記載がある。シリーズごとの素材とあわせて確認したい仕様だ。毎日座ることと、座席を動かすこと。その両方を含めて厚みを考えている点に注目したい。

資料:Refinad「生地について」

THREE SURFACES

色だけでなく、
面の表情を選ぶ。

同じ黒でも、縦の線を見せるのか、網目を見せるのか。布の組み合わせに変えるのか。まずは装着写真の中央と外周を見比べると、候補を絞りやすい。

Refinad HERITAGE シリーズ
ハイエースの装着例。黒い表面と縦の縫い線を、窓からの光が浮かび上がらせる。

PVC / VERTICAL LINES

HERITAGE

ヘリテージ

背もたれから座面へ、縦のラインが続くヘリテージ。写真では黒い面の上に細い陰影が生まれ、ドア内張りと近い色でも、シートの表情が埋もれない。素材は本革ではなくPVC。アースブラウン、ホワイトスモーク、ストーンブラックから、内装に足したい色を考えられる。

詳しく見る →

資料:Refinad「シリーズの素材と仕様」

Refinad HERITAGE MESH シリーズ — ジムニー装着
ジムニーの装着例。中央の細かな網目と、外周のなめらかな面を見比べたい。

MESH / CENTER PANEL

HERITAGE MESH

ヘリテージメッシュ

ヘリテージメッシュでは、背もたれと座面の中央にマイクロファイバーメッシュが入る。写真の外周はなめらかな面、中央は細かな網目。同系色の中で素材の表情を切り替える構成だ。配色を増やさずにシート中央へ視線を集めたいとき、この違いが選ぶ手がかりになる。

詳しく見る →

資料:Refinad「シリーズの素材と仕様」

Refinad Corduroy シリーズ
ハイエースの装着例。中央の濃いデニムと、側面・座面前端の茶色いコーデュロイ。

FABRIC / TWO TEXTURES

Corduroy

コーデュロイ

写真のコーデュロイは、濃いデニムの面を、茶色い畝のある生地が囲む組み合わせ。背もたれの縫い線と側面の細い畝で、線の太さも方向も変わる。レザー調の一色でまとめるか、異なる布と色を合わせるか。車内にどんな面を増やしたいかで選び分けられる。

詳しく見る →

資料:Refinad「コーデュロイシリーズ/生地の組み合わせ」

OLD LEATHER / DETAILS

近づいてわかる、
縫い線の表情。

オールドレザーの接写には、切替部に沿って並ぶ二本の縫い線が写っている。面の細かな凹凸と糸の陰影が重なり、同じブラウンの中にも濃淡が生まれる。

オールドレザーの切替部に沿う二本のステッチ
切替部を挟む二本の縫い線。表面の細かな凹凸も見える。
オールドレザーの縦のプリーツと縫い線
縦のプリーツに沿って、光と影が細く続く。

全面に本革を用いるシリーズで、糸色は革の色に合わせたものが標準。縫い線だけを強く目立たせるのではなく、革の面と一緒に見せる仕立てだ。ギャラリーでは、接写から装着全景へ戻って、線が車内全体の中でどう見えるかを確かめられる。

資料:Refinad「オールドレザーシリーズ」

装着写真で見る4つのカラー例

OL1 本革キャメル

OL1

本革キャメル
OL2 本革ダークブラウン

OL2

本革ダークブラウン
OL3 本革ブラウン

OL3

本革ブラウン
OL4 本革ダークワイン

OL4

本革ダークワイン

ここに並べたのは掲載写真の4色。注文できる色と対応車種は、現在の商品ページで確認を。本革の手入れは、付属の取扱案内に沿って行おう。

Old Leather を詳しく見る →

ALCANTARA / PLACEMENT

素材の名前より、
どこに使うか。

デリカD5のアルカンターラ装着例、中央と外周の切替
中央の起毛した面を、なめらかな外周が囲む。白い縫い線がパネルの輪郭をなぞる。

アルカンターラシリーズの写真を見ると、シート全体が一つの素材ではないことが分かる。座面と背もたれの身体が触れる中央にアルカンターラ、擦れやすい前面のサイドにはレザーを配置。見せたい表情と、使われる場所を分けた組み合わせだ。

写真のデリカD:5では、中央の起毛した面と外周のなめらかな面を白い縫い線が区切っている。同じ黒でも、光の受け方が違う。「黒いシート」というひと言の内側に、素材の置き分けがある。

資料:Refinad「アルカンターラシリーズ/素材の使用部位」

MAKE YOUR CHOICE

写真の一枚を、
自分の車へ。

好みの装着写真が見つかったら、まずシリーズ名、素材、色名を分けて控えておく。たとえば、レザーのように見えるヘリテージのPVCと、オールドレザーの本革は別の素材。似た色でも、その選択は変わる。

次に、車検証で年式・型式を、実車でグレードと座席装備を確認する。アームレストや電動機構があるか、シートヒーターを装備しているか。写真と同じ車名でも、購入する品番の適合表まで照らし合わせたい。

色で迷うなら、サンプルを内装のそばへ。素材で迷うなら、手入れ方法も見比べる。好きな写真を出発点に、毎日使う自分の車の条件を重ねていくと、一枚を選ぶ理由がはっきりしてくる。

BRAND & SOURCES

Refinadを、もっと知る。

ブランド
Refinad(レフィナード)
この記事の視点
色の比較、厚みと操作性、型取り、素材の使用部位。
掲載シリーズ
HERITAGE / HERITAGE MESH / Corduroy / Old Leather / Alcantara
公式サイト
refinad.com

文:C/LOG編集部。メーカー公開資料と掲載写真をもとに構成。素材・仕様の参照日は2026年9月11日。独自の装着試験・素材実測に基づくレビューではありません。