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CAR LIFE
MAGAZINE

CURRENT102026
Brand Story — Vol.02

Sandii

色の面積と、一本の縁取り。

一色を広く。二色を上下に。柄を中央へ。Sandiiの装着写真から、面・線・柄の使い方をたどる。

2026.05.20 · Updated 2026.09.11 · Text: C/LOG編集部
READ THE STORY

COLOR, IN THE CAR

色を足すなら、
どこに、どれくらい。

車内の色を変えたいとき、シートは大きな面になる。だからこそ、好きな色を一つ決めるだけでなく、どこまで広げるか、何色で縁取るかを考えると面白い。写真のマカロンでは、白いヘッドレストの外周に細いブラウンが入り、黒いドア内張りとの間をつないでいる。

Sandii(サンディ)には、一色の面を見せるコロール、上下を切り替えるマカロン、中央に柄を置くカチナがある。ここでは色数の多さを並べるより、実際の装着写真から、面・線・柄の使い方を見ていこう。

スペーシアのマカロン、白いヘッドレストとブラウンの縁取り
Macaron × スペーシア。窓から見える白いヘッドレストを、細いブラウンの線が囲む。

FROM THE DOOR

窓から見える色。
座ったときに残る色。

シートだけの写真では、色の切り替えがよく分かる。乗る人も写る映像では、身体に隠れる面と、その外側に残る肩やヘッドレストの色が分かる。

二つを行き来して見ると、前面の大きな色だけでなく、外周や縁取りを選ぶ意味も見えてくる。

デリカD:5の装着映像。ドアから見える面と、座ったときの周囲の色を見比べる。

COLOR / SURFACE & EDGE

大きな面と、
細い輪郭。

Sandiiコロールのアイボリーの前面と黒い側面
Colorの掲載例。前から見えるアイボリーの面と、側面に残る黒の対比。

コロールの写真は、色の面積を考える入口にちょうどいい。背もたれから座面へアイボリーが大きく続き、周囲の黒い内装との境目がはっきり見える。一方で、細いパイピングは主張を抑えている。

公式の配色仕様は、前面と座面の色、パイピングの色を選び、背面は黒で固定する構成。「アイボリーを選ぶ」といっても、カバー全体がアイボリーになるわけではない。後席から前席を見たときの黒も、車内の配色の一部になる。

シートの面を主役にしたければ、縁取りは近い色に。輪郭を見せたいなら、色の差をつける。同じシリーズでも、大きな面と細い線を分けて考えると、選びたい組み合わせが見えてくる。

資料:Sandii「コロール/前面・座面・背面の配色仕様」

THREE STYLES

線で見せる。
色で切り替える。

カヌレ、オールドカヌレ、マカロン。縦のラインを持つ三つのシリーズも、面の分け方は違う。中央の線、上下の色分け、外周の縁取りを写真で見比べよう。

Sandii Canele(カヌレ) — ジムニーシエラ 装着事例
ジムニーシエラの掲載例。ブラウンの濃淡と、背もたれ中央の縦ライン。

CANELE / VERTICAL LINES

Canele

カヌレ

一色の中に、線で濃淡をつくる。

写真のカヌレは、ブラウンの面に細かな濃淡があり、背もたれの中央には縦のラインが入る。ヘッドレストから座面まで同系色が続くため、目を引くのは配色の切り替えより面の表情と線の陰影だ。カヌレの公式仕様では、パイピングも生地と同色。色を増やさず、表面の違いを楽しむ方向になる。

OLD CANELE / LONG LINES

Old Canele

オールドカヌレ

線を、座面の先までつなぐ。

オールドカヌレは、背もたれから座面の先まで縦のラインが伸びるデザイン。座席全体で線を見せる点が、比べるときの手がかりになる。掲載のデリカD:5の映像では、正面だけでなく斜めから見たラインの続きも確かめたい。レトロな表面表現を、使用による経年変化とは分けて見ておこう。

Sandii Macaron(マカロン) — N-BOX 装着事例
N-BOXの掲載例。背もたれ中央のベージュと、肩・ヘッドレスト・座面前端の白。

MACARON / TWO TONES

Macaron

マカロン

色の境目で、座席を分ける。

写真のN-BOXでは、背もたれ上部とヘッドレストが白、中央は淡いベージュ。座面の前端にも白が入り、座席を上下に切り替える構成が見える。マカロンは二つの面の色に、パイピングを組み合わせるシリーズ。色名だけで選ぶ前に、どの部分にその色が入るかを写真で追うと、仕上がりを想像しやすい。

PATTERN & PIPING

柄の面積。
縁取りの表情。

模様で中央へ視線を集めるカチナと、縁取りで輪郭を見せるガレット。どちらも、装飾を「どこに置くか」で印象を変えている。

Sandii Kachina(カチナ) — ジムニー Goonies One 装着事例
ジムニーの掲載例。黒白の柄の外側に、ブラウンの肩・側面・ヘッドレスト。

KACHINA / PATTERN PLACEMENT

Kachina

カチナ

柄を中央に、無地を側面に。

カチナは、中央の柄入りウール生地と、側面のカヌレ生地を組み合わせる。メーカーは、側面には乗り降りで擦れやすい場所に配慮してカヌレ生地を使うと説明している。写真では黒白の柄が中央に集まり、ブラウンの無地が周囲を囲む。柄を全面に広げないことで、模様と無地の両方が見える。

Sandii Galette(ガレット)メルロー — MINI Crossover 装着事例
MINIのメルロー装着例。濃い面の外周を明るいパイピングがなぞる。

GALETTE / PIPING DETAIL

Galette

ガレット

小さな線でも、印象は変わる。

メルローの装着写真では、赤みを帯びた濃い色の面に、明るいパイピングが通る。中央の縦ラインよりも、まず座席の輪郭をなぞる細い線に目が向く。ガレットには通常タイプと編み込みタイプのパイピングがあり、編み込みはオプション。大きな配色を変えず、縁取りの表情で選ぶ方法もある。

IN THE CAR / FILMS

座席だけでなく、
車内ごと見てみる。

シートだけを切り取った写真で候補を選んだら、ドアやダッシュボードも入る映像へ。変わるのは座席の色でも、その周囲には元の内装が残る。ラパンとMINIの装着映像で、シートの面積と、窓・ドアから見える色の関係を確かめてみよう。

ラパン × Biscuit。窓やドアを含めた車内全体を見るための装着映像。

MINI × Galette。乗り込む場面と、シート周囲の内装を見比べる。

PHOTO INDEX

気になる面を、
もう少し探す。

縦の線、ダイヤ柄、表面の細かな模様。ここからは装着写真の小さな索引。気になった一枚を開いて、中央と外周の色や表面を見比べてほしい。各シリーズの全色一覧ではなく、掲載写真の例を集めている。

写真を選ぶと、配色のポイントが開きます

Sandii Canele Glacé カヌレグラッセ — ハスラー オレンジ×スノーホワイト装着事例 Canele Glacé カヌレグラッセ

ハスラーの掲載例。白い肩とヘッドレストの下に、オレンジの縦ライン。座面の前端でも白へ切り替わる。

Sandii Biscuit ビスキュイ — ラパン装着事例 Biscuit ビスキュイ

ラパンの掲載例。中央は織り目のような表情を持つ淡いグレー、外周はなめらかな白系の面。同系色でも表面の違いが見える。

Sandii Eclair エクレア — ハイエース ファブリック × アンティークレザー装着事例 Eclair エクレア

ハイエースの掲載例。中央の明るい布の面を、濃淡のあるブラウンが囲む。ヘッドレストも同じ配色でつながる。

Sandii Waffle ワッフル — ムーヴキャンバス アクアマリン×ホワイト装着事例 Waffle ワッフル

ムーヴキャンバスの掲載例。淡い水色のキルティングと白い肩。ドアやハンドルにも近い水色が入っている。

Sandii Dolce ドルチェ — チョコレート×スノーホワイト ダイヤ柄ステッチ装着事例 Dolce ドルチェ

チョコレート×スノーホワイトの掲載例。中央の小さめの茶色い面にダイヤ柄が入り、白い面が大きく残る。

Sandii Denim Sand デニムサンド — デニム×ブラウンPVCハイブリッド装着事例 Denim Sand デニムサンド

中央は青いデニム、外周はブラウン。縦に入る明るい糸が、青の上に細い線を描く掲載例。

Sandii Denim Roll デニムロール — 新型ジムニー オールデニム装着事例 Denim Roll デニムロール

ジムニーの掲載例。黒に近いデニムの面に黄色い縫い線。生地の色差よりも糸のコントラストが目に入る。

Sandii Canvas キャンバス — ブラウン×アイボリー装着事例 Canvas キャンバス

ブラウンとアイボリーの掲載例。中央に濃い色を置き、側面と座面の前端に明るい色を回している。

Sandii Color コロール — アイボリー単色装着事例 Color コロール

アイボリーの掲載例。前面の大きな一色と、横から見える黒い部分を一緒に確認したい。配色仕様は第2章へ。

THE WHOLE INTERIOR

シートの色を、
周りの色へつなぐ。

ジムニーのカチナ、ブラウンのハンドルと黒いダッシュボード
前席の間から見るジムニー。シートのブラウンがハンドルへ続き、黒いダッシュボードが背景になる。

このジムニーでは、シート中央に黒白の柄があり、肩やヘッドレストはブラウン。そのブラウンをハンドルにも置いている。柄を増やす代わりに、同じ系統の色を離れた場所で繰り返すと、前席全体のまとまりが見えてくる。

一方で、ダッシュボードやドアの黒はそのまま残る。すべてを同じ色で埋める必要はない。今の車内にある黒、グレー、ベージュを背景にして、シートにどれくらい色を足すか。装着写真を自分の内装と見比べるときは、そこも手がかりになる。

CHOOSE & CHECK

好きな配色を、
自分の座席に。

候補を選ぶ順番は、まず面の分け方、次に色、最後に細い縁取り。単色、上下のツートン、中央の柄という違いを選んでから色を比べると、似た色のシリーズで迷いにくくなる。

シリーズごとに、変更できる色と固定の部位は違う。コロールの背面は黒、マカロンは二色の面とパイピング、カヌレは同色の革巻きパイピング。一つのシリーズの配色ルールを、別のシリーズへ当てはめないようにしたい。

年式・型式・グレードと、アームレストなどの座席装備も照合する。写真の車と同じ名前でも、注文する品番が同じとは限らない。色はサンプルと内装を並べて確かめ、素材の手入れ方法は商品案内で確認しておこう。

BRAND & SOURCES

Sandiiを、もっと知る。

ブランド
Sandii(サンディ)
この記事の視点
色の面積、縁取り、柄の使用部位と車内全体の配色。
詳しく見たシリーズ
Color / Canele / Old Canele / Macaron / Kachina / Galette
公式サイト
sandii.net

文:C/LOG編集部。メーカー公開資料と掲載写真をもとに構成。素材・仕様の参照日は2026年9月11日。販売順位や独自の使用試験に基づくレビューではありません。